第11回日本語セミナー
ニュージーランドで車をかしこくのろう Part 2
〜突然のトラブルに備える!〜
Japanese Auto Mobile Servicesの照屋 剛(Takeshi Teruya)さんをお招きし、ニュージーランドで車に乗る人が知っておきたいこと、トラブルを未然に防ぐ対応方法についてお話をしていただきました。今回参加した方、また参加できなかった方のために要点を簡単にまとめてみました。
最初にお話していただいたことは、長距離走行をする前に確認しておきたいこと。
1.エンジンオイルの量のチェック
2.タイヤの空気圧のチェック
1.エンジンオイルの量のチェック
5000kmに1回替えることが理想的
7000〜8000kmにはできるだけ替える
1ヶ月に1回は量の確認
エンジンオイルフィルター
10,000kmに1回は替えるのが理想
エンジンオイルを替える2回に1回、一緒に替えることが理想
2. タイヤの空気圧のチェック
New Zealandだと34PSI(ポンド・スクエア・インチ)
前後のタイヤに入れておけば安心
もし重い荷物を運ぶ場合は前輪32PSI、後輪34PSIに。
BP Petro stationで確認するのがおすすめ
スベアタイヤの空気圧の確認も忘れずに!
スペアタイヤは50PSI入れるように(タイヤによって違う)
タイヤの溝、すり減り方を見ることも重要です!
溝がすり減ったタイヤを使っていると、雨の日にハイドロプレーニング現象が起こることも…
ハイドロプレーニング現象とは?
自動車などが水の溜まった路面などを走行中に、タイヤと路面の間に水が入り込み、車が水の上を滑るようになりハンドルやブレーキが利かなくなる現象
20,000kmに一度は確認をしてください。
Wheel Alignmentやタイヤショップで交換できます。
タイヤの一部がすり減っていても交換をしてください。
ですが、新しいものに交換をしなくても、フロントとリアタイヤを入れ替えても大丈夫です。
NZではラウンドアバウトを使うことが多いので、左上のタイヤの外カドがよくすり減っています。
皆さんの車のタイヤはどうなっているか、確認してみてください!
タイヤスワップは剛さんに連絡して相談してみて下さい!ご連絡先はまとめの最後にあります。
最後に、車についてみんなが知っておくと便利なことについてお話していただきました。
・ラジエーターの冷却水(クーラント)
オレンジ、黄色、赤のキャップがついたサブタンク
量が減ると透明になって中身が見えてくるので冷却水の補給をしてください。
ストレートと三倍に薄めるものがあります。商品をよく見て買ってください。
※ラジエーターが錆びてしまうので、決して水はいれないように!
使用中のラジエーターは熱された圧力鍋のような状態なので、15分ほど冷めるまで待つ。
キャップも熱くなっているので触れる際は注意してください。
使わなくなった服やタオルなどを車に入れておくことをおすすめします。
・ウィンドーウォッシャーの水
だいたい透明で黄色のキャップ
代用で洗剤は使わずに、水をつかってください。
・バッテリー
2〜3年が寿命
インジケーターの色を確認することで、バッテリーが正常に稼働しているか確認できます。
車に常備しておいたほうがいいもの
・2リットルの水
・使わなくなった服やタオル
・ブースターケーブル/バッテリージャンプワイヤー
・緊急道路リフレクター
車に関する便利なサイト集
・走行距離、登録等をオンラインでチェック出来るサイト
・車両の名義変更等の変更が出来るサイト
・7月1日からのREGO料金を調べることが出来るサイト
http://rightcar.govt.nz/rego/acc-new
7月1日からREGO(Vehicle licensing)の料金が大幅に下がります!!
突然のトラブルを防止するために点検・事前確認・準備しておきたいことを、わかりやすくお話していただきました。特に車に詳しくない方や乗り始めたばかりの方にとって、知っておくと役立つことが満載のセミナーで、どのように車を大切に長く使うことができるのかをお教えいただきました。剛さん、ありがとうございました!第3回目のセミナーもよろしくお願いします!
講師連絡先
照屋 剛 (Takeshi Teruya)
Japanese Automobile Services Ltd
Address: 38 Law Crescent Horotiu Hamilton
Tel: 0800-258-085
Mobile: 021-240-9422
Home: 07-829-9604
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