ダイバーシティ・カウンセリング・ニュージーランドの日本語セミナーに講師として来て頂く山崎美穂さんが運営している「ひまわり保育室」の紹介記事を掲載します。 ひまわり保育室にはブログもありますので、興味ある方はそちらもご覧になってください。
Category: ブログ
セミナーのご案内『就学前の子どもたち — ニュージーランドで育つ日本の子ども —』(日本語)
ダイバーシティ・カウンセリング・ニュージーランド主催 日本語セミナーシリーズ 「就学前の子どもたち — ニュージーランドで育つ日本の子ども —」 ダイバーシティ・カウンセリング・ニュージーランド(DCNZ)では、日本語セミナーシリーズの第三弾といたしまして、次のセミナーを企画いたしましたので、ご案内申し上げます。 就学前は子どもの成長にとって大切な時です。この時に周りがどのような関わりをすればよいのか、いろいろと悩むこともあると思います。オークランドで保育士をされている山崎美穂さんをお招きして、いろいろとお聞きしていきます。お誘い合わせの上、是非ご参加ください。 なお、当日の参加もOKですが、会場設営のために事前に参加人数を把握しておきたいと考えております。あらかじめ参加者代表者名と人数をお知らせ頂けますとたいへん助かります。 ※ 尚、この企画は、英語、中国語、日本語で提供するDCNZのコミュニティ・ディベロップメント(CD)の一環として企画されているものです。提供する言語につきましては、順次増やしていくことを検討しております。 概要: 就学前は子どもの成長にとって大切な時です。この時に周りがどのような関わりをすればよいのか、いろいろと悩むこともあると思います。今回の講演では、日本の保育園で働いた後、オークランドのひまわり保育室を立ち上げ、保育士として子どもの成長にかかわっている山崎美穂さんをお招きします。言葉のこと、文化のこと、子どもの成長のこと、親としての関わりのこと、保育園で実践していること、NZの保育園との違いなどを、参加者からの質問も受けて、対談形式で語ってもらいます。 発表者: […]
セミナーのご案内『英語と日本語で暮らす子どもたち』(日本語)
ダイバーシティ・カウンセリング・ニュージーランド主催 日本語セミナーシリーズ 「英語と日本語で暮らす子どもたち」 ダイバーシティ・カウンセリング・ニュージーランド(DCNZ)では、日本語セミナーシリーズの第二弾といたしまして、次のセミナーを企画いたしましたので、ご案内申し上げます。 子どもたちの英語と日本語の能力をどのようにするのかについては、ニュージーランドに住む日本人にとってたいへん重要な課題だと考えております。お誘い合わせの上、是非ご参加ください。 なお、当日の参加もOKですが、会場設営のために事前に参加人数を把握しておきたいと考えております。あらかじめ参加者代表者名と人数をお知らせ頂けますとたいへん助かります。 ※ 尚、この企画は、英語、中国語、日本語で提供するDCNZのコミュニティ・ディベロップメント(CD)の一環として企画されているものです。提供する言語につきましては、順次増やしていくことを検討しております。 概要: 自分の子どもをバイリンガルにしたいという願いは多くの親が持つものです。ところが、この領域の研究はあまり手が付けられていません。そこで、イギリス、オランダ、中近東、ニュージーランドで暮らし、応用言語学を大学で教えている夫と共に、教師、学生アドバイザー、翻訳家としてさまざまな経験をされてきたバーナード紫さんを講師に迎えて、みんなと一緒にこのテーマについて一緒に考えていきます。 発表者: バーナード紫 (Yukari […]
Japanese Seminar (日本語セミナー)
ダイバーシティ・カウンセリング・ニュージーランド主催の日本語セミナーシリーズにおいて、最初の講演となる『震災被災地におけるこころのケア』を4月6日に開催しました。 参加者の中には、オークランドから駆けつけてくれたいらっしゃいました。このことについては、3年が過ぎてもしっかりと関心を持ってくれている人たちがいるのだということを知る良い機会になりました。 緊急派遣カウンセラーとしてどのような活動をしてきたのかを伝え、いまもなお現地では以前の生活の状態に戻っていないところが多々あるとことをお伝えしました。集団移転、防潮堤のことなどあまり伝わっていないことがあるのだと思った次第でした。 また、ニュージーランドでの集まりでしたが、津波の被害を受けた地域に行ったことがある方もいらっしゃいました。これは、東北大震災への関心の高さを物語っているとは思いますが、その影響があまりにも大きかったので、関係する人も多かったのではないかと見ることもできそうです。 講演の後でいろいろと質問をしてくれたことはたいへんうれしいことでした。また、貴重な感想もいただきました。 マイグラント・リソース・センター ダイバーシティ・カウンセリング・ニュージーランドのカウンセラーチーム(日本人・スリランカ人・中国人) ダイバーシティ・カウンセリング・ニュージーランド(DCNZ)では、今後もできるだけ質の高い日本語セミナーを提供していく予定です。次回のセミナーを現在企画しております。お楽しみに。 なお、DCNZは、日本人向けだけのセミナーだけでなく、中国語でもワークショップなどを提供する準備を進めています。 また、今回の講演に関しましては、英語でも提供することができますので、そのようなニーズがございましたら是非連絡してください。 (国重浩一:Kou Kunishige)
講演案内「震災被災地におけるこころのケア」(日本語)
ダイバーシティ・カウンセリング・ニュージーランド主催 「震災被災地におけるこころのケア」 東北大震災発生後2ヶ月してからおよそ2年間、宮城県で緊急派遣カウンセラーとして勤務したときの様子を、臨床心理士の視点からお伝えします。これまでのことを知り、これから何ができるのかについて一緒に考えていきましょう。 尚、講話は日本語でおこないます。英語への同時通訳のサービスは予定しておりませんので、ご了解ください。(The seminar will be offered in Japanese only) 発表者: 国重浩一 (Kou Kunishige) 日本臨床心理士、 […]
『震災被災地で心理援助職に何ができるのか?』
電子書籍『震災被災地で心理援助職に何ができるのか?』を発刊しました。(国重 浩一 編著 持留 健吾・西嶋 雅樹・星 美保 著) 電子書籍ですので、以下のサイトで、購入することができます。 人文・社会科学系 学術専門図書出版 NPO法人ratik (http://ratik.org/) 書籍の案内のページは、こちらから。
NZAC Waikato Branch Seminar
New Zealand Assciation of Counsellors(NZAC)のワイカト支部で、2月15日土曜日にセミナーが開催されます。 私(国重浩一:Kou Kunishige)は、震災被災地で心理士として活動したことについて発表してきます。私に与えられた時間は30分ですので、主要なところしか話すことが出来ません。主に、活動の内容と、PTSDについての考察を述べたいと考えています。 この件については、英語でまとめることが出来ていませんが、日本語ではもうすぐ電子書籍として出版いたします。もし興味があれば、以下のリンクを参照してください。 近刊案内『震災被災地で心理援助職に何ができるのか?』(国重 浩一 編著 持留 健吾・西嶋 雅樹・星 美保 著) 『ナラティヴ・プラクティスを通して見た東日本大震災後の気仙沼:緊急派遣事業でのスクール・カウンセラー勤務を終えて』(国重 浩一 著 特定非営利活動法人ratik […]
ダイバーシティ・カウンセリング・ニュージーランド
2013年9月にダイバーシティ・カウンセリング・ニュージーランド(DCNZ)は、チャリタブル・トラスト(日本で言えば、NPO法人)としてスタートしました。 私たちは、英語だけでなく、他の言語でもカウンセリングを提供できるカウンセラーのグループです。それも、すべてのカウンセラーがカウンセリングの訓練を受け、職能団体に属しています。そのため、専門的なカウンセリングを提供することができます。 ニュージーランドにおいて、困ったとき、苦しんでいるとき、辛いとき、相談したいときに、自分の言語を用いてしっかり話すことができる場所はなかなかありません。なぜなら、ほとんどのサービスは、英語またはマオリ語で提供されているからです。 相談したい人が十分に英語の言語を身につけている場合には、英語で提供されている相談機関に相談することができます。 しかし、私たちは、十分に英語の能力が身につく以前の状態にある人びとに対するサポートの必要性を特に考えているのです。英語を十分に話せないときに、自分の身に起きていることしっかり説明することができるはずもありません。また、自分の気持ちを十分に表現することもできないのです。 残念なことに、たとえ相談したとしても、徒労感だけが残る場合もあるのです。 このような徒労感は、英語をうまく話せないということだけで生じるのではありません。それは、ニュージーランドの文化や習慣などしか分からないカウンセラーが、他の国からきた人びとの気持ちや感覚を十分くみ取れないことからも生じている可能性があります。 英語でしどろもどろになりながら伝えても、結局、カウンセラーが自分の意図とは異なったように理解しているのを感じるとき、自分の英語の能力の未熟さを嘆くことになります。これは、英語の未熟だけの問題ではありません。実はカウンセラーが相談者が何を伝えようとしているのかについて、ピンとこないため、分かってくれないということなのです。 ある程度、英語が話せるようになったとしても、相手が分かってくれないという状況がいつまでも残りますので、これは言語だけの問題ではないと見なすことができます。カウンセラーが相手を理解する能力(想像力と言えるかもしれません)に依存しているのでしょう。 他の国からニュージーランドに移り住んだり、勉強しに来ている人びとのすべての言語で、カウンセリングを提供することはできません。言語の数が多すぎるからです。 しかし、DCNZのカウンセラーは、他の文化圏や言語圏からきた人びとに対する理解力、受容力、想像力を磨きながら、相談相手が十分な英語で話すことができないとしても、「分かってくれた」と相手が感じてくれるようなカウンセリングを提供していきたいと考えています。 これを実現するためには、少しずつカウンセラーの力を磨きながら、徐々に発達させていく必要があると考えています。そして、たぶん、このような絶え間ない研鑽をやめることもできないことなのでしょう。 ダイバーシティ・カウンセリング・ニュージーランドは、すでにいくつかの言語でカウンセリングを受け付けております。ここでカウンセリングとは、あまり特殊な状態に陥ってしまった人たちにためのものではないことをお伝えてしておきます。 カウンセリングという言葉は、何かかしこまったことを想像させてしまいますし、しっかりとまとめて話ができないといけないのではないかという気持ちを起こさせるかもしれません。しかし、カウンセリングは、とりとめのない話、行き先のない話、結論のない話、確信のない話をするものです。心配なこと、不安なこと、気がかりなことは、人に話すことによって、ある程度整理することができます。「相談」という改まったものでもなくてもかまいませんので、気軽に話に来てください。 Writtern by Kou […]